ペルー北部のカハマルカ県内のエル・タムボ村で8月4~6日、第1回「水と母なる大地を守る人民」国際会合が開かれた。コンガ鉱山開発で湖水の水質汚染など環境破壊が問題化している現地の村が会合場所に選ばれた。
会合には、多数の地元農民らペルー人のほか、チレ、コロンビア、アルヘンティーナ、メヒコ、オランダ、フランス、バスコ、カタルーニャから代表団が参加した。
会合は、ペルーの行政、立法、司法、検察、警察、マスメディアがすべて大企業と環境破壊の味方だ、と糾弾した。環境破壊を摘発していた地元指導者グレゴリオ・サントスが投獄された事実も報告された。
会合は「エル・タムボ宣言」を採択。「水を守る国際網構築」などを謳った。参加者は、村人とともに、鉱山開発に伴うダム建設工事で汚染されているアスール、エル・ペロル両湖を視察した。
8日には、リマの国会で記者会見が開かれ、会合の結果と問題点が報告された。