フォロ・デ・サンパウロ(FSP、サンパウロフォーラム)事務局は8月22日、第20回FSPをラパスで25~29日開催すると発表した。ラ米カリブの左翼・進歩主義政党・団体180の代表が参加する。
25~27日は、若者、アフリカ系市民、女性、域内左翼・進歩主義政党所属議員の4分野でタジェール(研究集会、ワークショップ)を開き、その育成、地位向上などを討論する。
27日にはまた、オンドゥーラス2009年、パラグアイ12年の両クーデター、ベネスエラ14年の政権打倒狙った暴動など、合憲政府に対する帝国主義、右翼勢力による反転攻勢について分析する。
その間、ボリビア副大統領アルバロ・ガルシア、同外相ダビー・チョケウアンカが演説する。
29日には最終宣言を採択する。米国による対玖経済封鎖解除、亜国のマルビーナス諸島奪回、ボリビアの海への出口回復などへの支援を表明する。また、10月12日実施のボリビア大統領選挙に3選をかけて出馬するエボ・モラレス大統領を支持する。
FSPは東西冷戦終結後の1990年、ブラジルの労働者党指導者ルイス・ルーラ(その後、大統領)が左翼・進歩主義政党の在り方を探るためサンパウロ市で始めた。
当時、FSP加盟の政権党はクーバ共産党だけだった。現在ではクーバのほか、ブラジル、亜国、ウルグアイ、チレ、ボリビア、エクアドール、ベネスエラ、ニカラグア、エル・サルバドールに及んでいる。