2011年12月13日火曜日

オバマがアルゼンチンに債務返済を求める

▽▼▽アルゼンチン(亜国)のラ・ナシオン紙は12月12日、バラク・オバマ米大統領への書面インタビューの回答を掲載した。クリスティーナ・フェルナンデス亜政権が10日、2期目に入ったのを機に、このインタビューが行なわれた。

     オバマは亜国の対外累積債務の返済問題について、「亜国が(今世紀初めの債務返済停止以来、返済が滞っている)債務を返済すれば、外資導入に関心があるとの意思を世界に強く示すことになる。債権者への責任を果たすことは、亜米両国の利益になる」と述べた。

     さらに、G20首脳会議が開かれていた仏カンヌで11月4日、オバマの希望で開かれた米亜首脳会談で、「亜国が国際金融・投資界との関係を正常化することの重要性について話し合った。私は、亜国が未返済債務全額を返済するための具体策を講じるよう促した」と明らかにした。

     両国関係については、「フェルナンデス大統領の第2期政権下で強化されると思う。カンヌで、いかなる相違があっても両国関係は損なわれない、ということで一致した。亜国を将来訪問したい」と語った。

(2011年12月」13日 伊高浩昭執筆)