★☆★ボリビア大統領エボ・モラレスは12月22日、ペルーのクスコでオヤンタ・ウマーラ大統領と、ボリビアの「海への出口」問題について会談した。その後、両大統領チーム間で室内サッカー対抗戦をした。
エボはウマーラと別れた後は、息子と娘を伴ってのナビダー(クリスマス)休暇に入った。インカ帝国の首都クスコの遺跡を散策し、遠い祖先らの文明に思いを馳せた。
24日は、アンデス山中のマチュピチュ遺跡を訪れ、感動をあらわにした。25日、遺跡の端にある急峻なウアイナピチュ岳(標高2667m)に、わずか22分で登頂し、地元のペルー人を驚かせた。通常、登るのに44分はかかるからだ。
ボリビア大統領の政庁ケマード宮は、ラパス市内の標高3800mの地点にあり、高地人エボにとってウアイナピチュは<酸素たっぷりの小山>にすぎないのだ。
大統領は酸素をたっぷり吸って26日、帰国した。
エボは先年、石油・天然ガスを国有化した。今月は、ボリビア石油公社(ボリビア国庫油床=YPFB)の創設75周年。エボは、「今年の公社収入は22億5500万ドルだった。国有化をしていなければ、9億5200万ドルにすぎなかった」と述べ、国有化を自賛した。