▼▼▼チリ南部のテムーコ市にある高裁は12月21日、カラビネロス(準軍警察)に対し、先住民マプーチェの抗議行動を制圧する際に催涙ガスを使用してはならない、という裁定を下した。
11月2~4日、マプーチェ居住地の共同体をカラビネロス部隊が急襲し、催涙ガスを住居の中にまで投入し、多くの女性や子供が体調を著しく害した。この事件を受けて、マプーチェ組織が訴えていた。
テムーコ高裁は、チリ憲法、児童権利条約、国際労働機関(ILO)規約169条(先住民族保護規定)に違反するとして、催涙ガス使用を禁止した。
マプーチェは、占拠され奪われた先祖伝来の土地の奪回を求めて闘い続けており、約100人が刑務所で拘禁されてる。