2015年9月19日土曜日

メキシコ大地震から30年経過

 メキシコは9月19日、大震災30周年記念日を迎えた。1985年のこの日、ミチョアカン州太平洋岸でM8・1の地震が起き、翌20日にはM7・3の余震が続いた。これにより6000人が死亡、首都メヒコ市などに多大な被害が及んだ。

 メヒコ市中心部の憲法広場(ソカロ)では19日、エンリケ・ペーニャ=ニエト大統領が巨大な国旗を半期にし、追悼行事を挙行した。震災犠牲者の遺族ら一般民衆は、11月初めの「死者の日」に墓参りし、追悼する。

 一方、メヒコ検察庁は16日、昨年9月26日に強制失踪せさられた学生43人のうちの一人の遺骨の身元が判明した、と発表した。オーストリアのインスブルック大学法医学研究所がDNA鑑定で、ジョシバニ・ゲレロ君(当時19歳)と確認した。これで身元判明者は2人となった。

 当局はまた、43人失踪事件に深く関与している麻薬組織ゲレロス・ウニードスの幹部ヒルダルド・ロペス(36)を16日、ゲレロ州タスコ市内で逮捕した、と明らかにした。