2013年9月21日土曜日

米政府がベネズエラ大統領機通過を認めたと発表


 米国務省は9月20日、ベネズエラ大統領機のプエルト・リーコ上空通過拒否はしていない、と発表した。ベネズエラ側の外交手続きの遅延が通過許可を遅らせた、と述べた。一種の「外交的いやがらせ」だったようだ。

 同省はまた、国連総会に出席するベネズエラ代表団への査証拒否もしていない、と語った。ニコラース・マドゥーロ大統領は19日、代表団の一員、ウィルメル・バリエントス大統領府長官への査証が発給されていないという趣旨の発言をしていた。

 ベネズエラ国連駐在大使は20日、事務総長に対し、領空通過拒否問題善処のため早急に行動を取るよう要請した。

 一方、クーバ外務省は、拒否問題をCELACに諮ってから国連に提示すると述べた。クーバはCELACの輪番制議長国。

 上空通過拒否問題について、当のプエルト・リーコの独立派政治勢力はベネズエラの立場を支持し、米政府を非難している。

 マドゥーロ大統領は21~24日中国を公式訪問し、帰途、国連総会出席を予定している。