2014年3月26日水曜日

ベネズエラ大統領が、クーデター画策した将軍3人逮捕、と発表

 ベネスエラのニコラース・マドゥーロ大統領は3月25日、ゴルペ(クーデター)を画策していた空軍の将軍3人を24日夜逮捕した、と明らかにした。

 大統領は、同日カラカス入りした南米諸国連合(ウナスール)外相団との会合で、この事実を伝えた。

 「空軍の若手将校らによる告発が逮捕につながった」として大統領は、「国軍の倫理の強さ」を讃えた。将軍3人は軍事法廷の監視下に置かれている。

 マドゥーロは、「将軍3人は今週がゴルペ決行のための決定的な週になると語っていた」と明らかにし、「3人は野党と連携していた」と述べた。

 故ウーゴ・チャベス大統領は2002年4月ゴルペに遭い、2日余り政権から排除された後、政権に復帰した。この事件以来、ゴルペの陰謀が政府によって摘発され公表されたのは初めて。

 02年事件時、ゴルペに参画した将軍たちは全員更迭されたが、逮捕されなかった。将官級の逮捕は、チャベス派政権15年間で初めて。

 一方、ウナスール外相団は26日にかけて、政府、平和国民会議(CNP)、野党連合MUDと会合し、ベネスエラの国内和平醸成に協力する。