2014年12月27日土曜日

ニカラグア運河はパナマ運河の市場3割奪う、と予測

 パナマ運河庁(ACP)のホルヘ・キハーノ長官は12月26日記者会見し、このほど建設工事が始まったニカラグア運河について、「総工費は700億ドルに達する可能性がある。完成すれば、パナマ運河の市場を3割奪うことになろう」と指摘した。

 長官は続けて、「だからこそ我が方は新しいサービスを提供せねばならない」として、建設中の第3閘門式水路のカリブ海側出口コロサルに巨大なコンテナ港を建設することを明らかにした。総工費6億ドルで、工期18カ月。

 第3水路の工事は85%済んだ、とも明らかにした。長官はスエズ運河拡張工事にも触れ、「来年完了する。スエズ拡張でパナマ運河は市場を3%奪われる」と述べた。