メヒコ・ゲレロ州イグアラ市で起きた教員養成学校生43人強制失踪事件は12月26日、発生後丸3カ月に至った。この日、家族や支援者はメヒコ市内の革命記念碑前で、政府に事件解明を求める集会を開いた。
遺族は、事件解明までは選挙で投票しないことを決めた。43人は全員殺害された公算が大きい。うち一人の遺骨の身元が判明している。
先のオスロでのノーベル平和賞授賞式に駆け込んで逮捕され送還されたメヒコ人大学生アダーン・コルテス=サラスは両親とともに集会に参加した。「私たちは43人の家族に連帯している。私が44人目になる可能性もあるが」と述べた。
政府は19日、イグアラ市の隣のコクーラ市の市長セサル=ミゲル・ぺニャローサ=サンターナを拘禁し、取り調べている。コクーラ市警は、イグアラ市警が9月26日、学生たちを連行した際、協力した。