メヒコ・ゲレロ首都チルパンシンゴで12月24日、学生らの一団が、3時間に亘る食品輸送車略奪、商店強制提供などによって集めた菓子や清涼飲料剤を同市内の貧困地区で配った。学生らは、ナビダー(クリスマス)のパパ・ノエル(サンタクロース)役を担った。
学生の一団の中心は、近郊にあるアヨツィナパ農村教師養成学校の学生。同校生43人は9月下旬、同州イグアラ市で警官らに連行され、行方不明になった。うち一人の遺骨は12月初め、43人のうちの一人のものであることが判明している。
一方、同州教職員組合はチルパンシンゴ中心街にナビダーの木を立て、43人の写真を飾った。「43人が生還するまではナビダーも新年もない」と書かれた紙も取り付けられている。