クーバのフィデル・カストロ前国家評議会議長(88)が第5回孔子平和賞を12月9日受賞したことが、11日明らかにされた。
この賞は、ノーベル平和賞に対抗する賞として中国で2010年に創設され、賞状、賞金、孔子像が贈られる。
フィデルは、米国から敵対行為を受けながら「平和裏に対応した」ことなどが評価された。
これまでにプーチン露大統領、アナン元国連事務総長らが受賞している。
フィデルは、朴韓国大統領、パン国連事務総長を含む20人の候補の中から選ばれた。
フィデルはクーバ革命の最高指導者で、革命軍最高司令官、共産党第1書記、国家評議会議長(元首)、閣僚評議会議長(首相)の実務を2006年7月、病気で倒れるまで担った。
現在は実弟ラウール・カストロが議長を務め、フィデルは「革命の指導者」の敬称を持つ。