ラ米・カリブ核兵器禁止条約(トラテロルコ条約)が1967年2月14日、メヒコ外務省(通称トラテロルコ、現在は別)で調印されてから48年経った。
その記念日の2月14日、メヒコ市にあるラ米・カリブ核兵器禁止機構(OPANAL=オパナール)の連絡調整会議議長パトリシオ・ロペス(駐墨エクアドール大使)は、核兵器の開発、所有、使用、それによる脅迫を禁止する多地域間条約を結ぶ必要があるとして、その策定と締結を呼び掛けた。
同機構のルイス・デマセード事務局長は、条約にはラ米・カリブ33カ国のすべてが加盟しており、計6億人が住む地域が非核地帯になっている、と指摘した。また、世界には核爆弾1万6000発があるとして、核軍縮を訴えた。
トラテロルコ条約は、1962年10月のクーバ核ミサイル危機の教訓から提唱され、調印された。