ベネスエラのニコラース・マドゥーロ大統領は2月3日、同国が運営しているカリブ石油連帯機構(ペトロカリーベ、受益加盟国19)を米政府が分裂させようと画策しているとして、ペトロカリーベ強化に乗り出すと述べた。
大統領はまた、南米諸国連合(ウナスール)のエルネスト・サンペール事務局長と同日カラカスで会談し、米政府がベネスエラ政府不安定化を謀っている証拠を渡す、と明らかにした。
大統領は、「米政府はカラカスの大使館を通じてクーデターを画策している。だが共通の議題で話し合う可能性も残されている」と前置きし、サンペールは米国が迷路にはまりこまないようにするため共通の議題を探るべく外交提案をしようとしている、と語った。
一方、デルシー・ロドリゲス外相は同日カラカスでクーバのロヘリオ・ポランコ大使と会談し、緊密な両国関係を維持していくことを確認した。これは玖米国交正常化合意によってもクーバの立場は変わらない、ということを示したものだ。