キューバ革命の原点となったモンカーダ兵営襲撃蜂起の60周年記念日の式典が7月26日夜、サンティアゴ市内の「7月26日学園都市」(旧兵営跡)で挙行された。この日は「民族蜂起の日」とされている。
ラウール・カストロ国家評議会議長、ニコラース・マドゥーロVEN、エボ・モラレスBOL、ダニエル・オルテガNICA、ホセ・ムヒーカURUの4大統領、アンティグア・バーブーダ、セントヴィンセント・グラナディーン、ドミニカ、セントルシアのカリブ海4ヵ国首相、エクアドール外相らが出席した。
8月に87歳になる革命の最高指導者フィデル・カストロ前議長は、ハバナの自宅に留まった。
ラウールは開会演説で、「歳月は経たが、この革命は今も貧者の貧者による貧者のための社会主義革命だ。かつて我々が若者だったように、今も若者の革命だ」と強調した。
ムヒーカ「キューバは我々に恥と尊厳を教えてくれた。ラ米人の自覚を与えてくれた」、エボ「キューバ革命はラ米と世界の反帝国主義革命の母だ」、マドゥーロ「あなた方は尊厳をラ米人民にもたらした。ALBAやCELACを可能にしたのはあなたたちだ」、オルテガ「キューバが世界中にもたらした革命の火は消えることがない」、ローズヴェルト・スケリットDOMINICA首相「LAC(ラ米カリブ)はキューバ人民が勝ちえたものを引き続き守っていこう」、ケニー・アンソニーSAINTLUCIA首相「キューバは恐れずに勇気を示すことを教えてくれた」と、それぞれ指摘した。
この日、モンカディスタ(モンカーダ襲撃参加者)のうちの15人が襲撃前夜に宿泊したサンティアゴ市内のレックスホテルが新装開業した。