2013年7月21日日曜日

ベネズエラ大統領が対米対話打ち切りを宣言


 ベネズエラのニコラース・マドゥーロ大統領は7月20日、国交正常化のための対米対話は終わった、と言明した。

 ベネズエラと米国は、米州諸国機構(OEA)外相会議が開かれたグアテマラ・アンティグア市で6月5日外相会談を開き、大使級外交関係復活のための高位級対話開始で合意し、ワシントンで話し合いに入っていた。

 ところが7月17日、米次期国連大使候補サマンサ・パワーが米上院外交委員会で、「国連で、キューバ、イラン、ロシア、ベネズエラなどの市民社会抑圧と闘う」と意思表示した。これを受けてマドゥーロ大統領は、「いかなるグリンゴ(ヤンキー)の内政干渉も許さない」として、対話打ち切りを宣言した。