2013年7月2日火曜日

ベネズエラ石油相が、米国のオイルシェール開発を批判


 ベネズエラのラファエル・ラミーレス石油相兼石油公社(PDVSA=ペデベサ)総裁は6月30日、ベネズエラはマラカイボ湖一帯に1億3400万バレルのオイルシェールを埋蔵しているが、開発費や環境問題から開発していない、と述べた。

 石油相はまた、米国はオイルシェール開発によって環境を悪化させていると批判し、その開発でナイジェリアやアンゴラの石油産業に影響が出ている、と指摘した。

 隣国コロンビアには、カナダのパシフィック・ルビアレス(PR)社がコロンビア石油公社(エコペトロール)と組んで油田を開発している、と前置きし、PR社中枢にはPDVSAを追放された元幹部たちがおり、ベネズエラへのサボタージュを画策している、と非難した。

 ラミーレスは、彼らはクーデターでベネズエラ政権を握って、PDVSAをPR社に売り渡すつもりだ、と糾弾した。