2013年7月14日日曜日

メルコスール首脳会議が米政府の諜報活動を糾弾


 モンテビデオで7月12日開かれたメルコスール首脳会議は、米政府諜報機関によるスパイ活動を糾弾し、その電子通信傍受およびスパイ活動を断固拒否する声明をも採択した。

 同会議に出席したボリビアのエボ・モラレス大統領は13日ラパスで、米政府諜報機関がボリビア最高指導部のパソコン通信を傍受していたことが判明した、と述べた。だが、私自身はパソコン通信をしていない、と付け加えた。

 大統領はまた、米政府の年間諜報活動予算は750億ドルであり、ボリビアの外貨準備高140億ドルと比べれば、いかに巨額かがわかる、と指摘した。

 モラレスはさらに、米政府がスノーデン氏の身柄引渡を要求していることについて、米政府に要求する道徳的資格はない、と非難した。

 理由として、米国がベネズエラ政府の引渡要求を無視してキューバ航空機空中爆破事件の主犯でキューバ系ベネズエラ人であるルイス・ポサーダ=カリレスの身柄を匿っていることや、ボリビアが引渡を求めている元大統領ゴンサロ・サンチェス=デ・ロサーダを匿っていることを挙げた。