パラグアイ支配層系の日刊紙ABCコロール紙の記者だったパウロ・ロペスは、意図的誤報命令を拒否したため同紙を解雇された、と7月15日明らかにした。
キューバのラウール・カストロ国家評議会議長は7日の国会閉会演説で、犯罪が多発していることなど革命体制の問題点を指摘した。キューバ国営通信プレンサ・ラティーナ(PL)によると、カストロ演説を取り上げた同紙は8日付1面で、「カストロは共産主義の欠陥を認めた」の大見出しで、発言内容と異なる記事を掲げた。
PL通信によると、ロペス記者は、社主兼編集主幹アルド・ズッコリージョからねじ曲げ報道を命じられ、拒否したところ馘首されたという。この種のねじ曲げ報道は右翼思考の主幹がしばしばやってきた、と同記者は語っている。