2013年7月2日火曜日

エクアドール大統領がスノーデン問題解決の可能性を指摘


 エクアドールのラファエル・コレア大統領は7月1日、元CIA職員エドゥワード・スノーデン氏が30日ロシアに政治亡命を申請したことについて、「問題が解決する可能性が出てきたのではないか」と述べた。

 だがウラジーミル・プーチン露大統領は、ロシアに亡命する条件は米国への敵対活動を止めることだが、スノーデンにはその気はなさそうだ、と語っており、第3国への出国の可能性は依然残されている。

 モスクワでは1日、天然ガス輸出国フォーラム(GECF)首脳会議が開かれ、ベネズエラのニコラース・マドゥーロ大統領、ボリビアのエボ・モラレス大統領も出席した。両大統領のいずれかがスノーデンを南米に連れて行くのではないか、という観測も出ている。

 コレア大統領はこの日、ロンドンのエクアドール大使館に亡命しているジュリアン・アサンジ氏に、エクアドール政府を代弁するような発言をしないよう注意を促したことを明らかにした。