2013年7月17日水曜日

北朝鮮軍高官が7月1日カストロ議長と会談していた


 パナマで北朝鮮の貨物船が7月12日臨検されミサイルなどが発見だれたが、この船はキューバのハバナ港を出港していた。北朝鮮人民軍参謀長キム・キョクシク大将ら軍事使節団が6月27日キューバを訪問し、同大将は7月1日、ラウール・カストロ国家評議会議長と会談している。使節団は既に帰国している。

 この使節団訪問および会談と貨物船の積荷との関連性は不明だが、使節団が重要な意味を持っていた可能性が膨らんでいる。

 ハバナで積み込まれたと見られるキューバ糖の入った数多くの袋の下から兵器類が見つかったことは、キューバ当局が他の積荷について関知していた可能性をも示唆する。

 もちろん、問題の貨物船がハバナに入港する前に兵器類を積んでいた可能性も否定できない。

 いずれにせよ、キューバは自らの立場を積極的に明らかにしない限り、国際社会から疑惑の目で見られることになる。