ベネスエラのニコラース・マドゥーロ大統領は8月9日、バルガス州都ラ・グアイラでの第1回社会主義働者全国会議で開会演説し、生産、押収物資配分、価格調整、補助金配分、密輸問題などを討議するよう労働者に呼び掛けた。会議は11月まで続く。
大統領は「社会主義生産における労働者の役割の見直し」を図るとして、「労働者も経済戦争に参加し、ブルジョア階級が廃棄した工場や生産現場」を占拠するよう促した。この占拠行動は、政府が全面的に支援するという。
マドゥーロは、政庁内に来週、「労働者階級人民政府理事会」を設置する、とも述べた。生産、価格、補助金問題を話し合い、決定する機関になる。
さらに、「調整が必要な分野では調整する」と言い、補助金廃止によるガソリン価格値上げ方針への支持を訴えた。