米国際開発局(USAID)は、社会主義クーバの青年らに「民主運動」を起こさせるため援助してきた、と7月4日、AP通信が報じた。「民主運動」は、反体制活動を意味する。
それによると、USAIDはたとえば2009~11年、ワシントンに本部を置くクリエイティヴ・アソシエイツ・インターナショナル(CAI)社を通じ、ラ米諸国の若者たちをクーバに送り込み、エイズ対策活動などの場でクーバの若者らに接触させていた。
ベネスエラ、コスタ・リーカ、ペルーなどの青年十数人が送り込まれた、という。派遣された青年たちは防諜訓練を特に受けているわけではなく、クーバの諜報機関に摘発される危険性があるという。
反カストロ派クーバ系右翼の共和党下院議員イレアナ・ロスレティネンは、USAIDがそうした支援活動をしているのは秘密でもなんでもない、と語っている。