2014年8月29日金曜日

アルゼンチンで今年2度目のゼネスト

 アルヘンティーナで8月28日、ゼネストが決行され、労組側によると経済・社会活動の80%が麻痺した。政府側は75%と見ている。空の便は欠航した。

 亜国労働総同盟(CGT)モジャーノ派、トラック労連など4団体が、給与所得税廃止を求め、インフレ(今年30%)、失業率悪化(7・5%)に抗議して実施した。

 政府はストの影響を、首都ブエノスイアレスでは80%、首都周辺地帯では60%とはじいている。コルドバ、サンタフェ、フフイの3州でも影響が目立った。

 ゼネストは今年2回目。前回は4月10日で、全土が麻痺した。今回は乗り合いバス、タクシーの労連は参加しなかった。

 CGTモジャーノ派は同じペロン主義路線ながら、クリスティーナ・フェルナンデス=デ・キルチネル大統領の政権には反旗を翻している。来年の大統領選挙に向けての「政争」の色合いも濃い。