2014年8月22日金曜日

ニカラグアでのラ米カリブ学生会議終わる

 マナグアで8月18~21日、第17回ラ米カリブ学生会議(CLAE)が開かれた。ラ米カリブ大陸学生機構(OCLAE)主催で、域内26カ国から4000人が参加した。

 会議は、新しい変革的教育の重要性、域内学生の連帯、独立200年期にあるいま「第2の独立」を果たす意味、などが主要議題として討議され、決議された。

 社会主義クーバ支援、コロンビア和平交渉支持、プエルト・リーコ独立支持、パレスティーナとの連帯、も決議された。今会議は、昨年3月死去したベネスエラのウーゴ・チャベス大統領に捧げられた。今会議で初めて、ラ米カリブ中等学生会議と女子学生会議が並行して開かれた。

 閉会式ではニカラグアのダニエル・オルテガ大統領が演説し、「ベネスエラのニコラース・マドゥーロ現大統領を暗殺する陰謀がある」と警告した。オルテガは、「領土拡張主義者と覇権主義国が陰謀している。リビアのカダフィ政権が倒された時のようだ」と述べたが、詳細には触れなかった。

 会議には、オンドゥーラスのマヌエル・セラーヤ元大統領、コロンビアの人権活動家ピエダー・コルドバも出席した。

 ラ米学生会議は数々の政治指導者を生み出してきた。フィデル・カストロもハバナ大学生時代、クーバ代表としてラ米学生会議に出席している。