ラ・アバーナ(ハバナ)で、1月28~29日開かれるラ米カリブ諸国共同体(CELAC)首脳会議を前に、ラ米カリブ外交が展開されている。
25日逸早く到着したアルヘンティーナのクリスティーナ・フェルナンデス=デ・キルチネル(CFK)大統領は26日、フィデル・カストロと昼食を共にしながら2時間会談した。
二人は昨年3月死去したベネスエラのウーゴ・チャベス大統領の思い出を語り合い、CELACを創設しラ米統合に尽くしたチャベスを讃えた、という。
ラ米情勢についても話し合い、食糧、紛争など国際問題についても語り合った。
一方、ブラジルのヂウマ・ルセフ大統領は26日、ダヴォスからハバナ入りし、夜、
亜国のCFK大統領と、亜国ペソ価値大幅下落(23日)問題を中心に話し合った。
ルセフは27日、ラウール・カストロ議長ともに、ハバナ西方45kmのマリエル経済特区(建設中)で、部分的に完成した埠頭の開場式に出席する。
また27日にはハバナでCELAC外相会議が開かれ、首脳会議で採択されるハバナ宣言および付帯文書の草案を策定する。カリブ、中米、メキシコ、南米の首脳陣も続々到着しつつある。