2014年1月30日木曜日

CELACがラ米・カリブを「平和地域」と宣言


 ラ米・カリブ諸国共同体(CELAC、加盟33カ国)首脳会議は1月29日「ハバナ宣言」と付帯文書を採択して閉会した。輪番制議長国はクーバからコスタ・リーカに移った。

 CELACは、ラ米・カリブ(LAC)を「平和地域」と宣言した。引き続き非核地帯とする、侵略しない、国内および近隣国との紛争を平和解決する、主権・対等・自決に基く内政不干渉、各国は望む体制を選択する、ことなどを謳っている。
 
「望む体制」選択の自由は、域内唯一の社会主義国クーバの立場を汲んでいる。「平和地域」宣言は、米国の武力・非武力干渉を排する意図を持つ。
 
 CELAC・中国フォロ(フォーラム)の設置も決まった。

 プエルト・リーコ(PR)問題については、「国連非植民地委員会のPR問題解決決議に留意し、PRのLAC的特性を認める」と決議した。LACを植民地主義と植民地のない地域とするため努力を継続する、とも決議された。