2014年1月3日金曜日

パナマ運河拡張工事に難題持ち上がる


 パナマ運河拡張(第3閘門水路建設)工事に難題が持ち上がっている。

工事を担当している西伊両国企業を中心とするGUPC(運河連合グルーポ)が昨年12月30日付で、パナマ運河庁(ACP)に対し、建設予算超過分16億ドルを21日以内に支払わなければ工事を中止する、と迫ったのだ。

予算超過を予測できなかったACPに責任がある、との言い分だ。これに対しACPは、了解して署名したのだから契約を履行せよ、と突っぱねている。

工事は当初、パナマ運河開通100周年の今年2014年完成する計画だった。だが諸々の事情で2015年完成と変更された。

事態を憂慮したリカルド・マルティネリ大統領は近く西伊両国を訪問し、打開を図ることになった。