アルヘンティーナ(亜国)のクリスティーナ・フェルナンデス=デ・キルチネル(CFK)大統領は1月21日、首都の自宅で18日変死体で見つかった検事ニースマンは「当初私が思っていたような自殺ではなかった」と表明した。
CFKは」また、検事が捜査を要求すること自体は政府にとって構わないが、検事の死こそは政府にとって問題を起こすものだ、と指摘した。
検事は拳銃で自殺した可能性があったが、硝煙反応がなく、射殺されたものと断定された。さらに自宅のアパルタミエントには玄関、勝手口のほかに、もう一つの出入り口があることがわかり、犯人の出入りが可能だったことも判明した。
検事は19日国会で、大統領、外相ら5人が絡むイランとの「闇取引事件」について証言することになっていた。その前夜に殺害された。世論は真相解明を求めて沸騰している。