グアテマラの刑事法廷は1月5日、先住民1771人虐殺など人道犯罪の責任者として起訴されている元独裁者エフライン・リオス=モント退役将軍(88)を強制的に出廷させた。
リオス=モント被告は2013年5月10日、禁錮80年の実刑判決を受けた。だが、裁判手続きに不備があったとして憲法裁判所は裁判やり直しを命じた。そのやり直し裁判の初公判である。
被告は、体調不良を理由に出廷を拒んだが、裁判長は警察を派遣し、救急車に乗せ出廷させた。
法廷では、被害者遺族のイシレス先住民が審理をイヤホーンで聴いた。公用語のスペイン語よりもイシレス語の方が理解しやすいからだ。