2015年1月16日金曜日

米政府がキューバへの旅行、送金、輸出などの規制を緩和

 米財務省は1月15日、クーバに関する規制を大幅に緩和する措置を発表した。先月17日の米玖国交正常化合意に基づく。16日発効する。

 米国人の訪玖旅行は、家族訪問、公務、NGO活動、報道、教育、宗教、展示、人道事業、民間財団、教育機関、輸出、通信機器輸出などの関係者は事前許可を取得する必要はない。旅行代理店と航空会社の職員は訪玖許可不要。

 旅行者はクーバでクレジットカードを使用できる。一日のドル使用制限を廃止する。みやげ物など小規模輸入は一人、酒たばこ100ドル以内を含む400ドルまで。

 対玖送金は、4半期ごと500ドルを2000ドルに増額。従来の年間2000ドルから8000ドルに増える。また旅行者は一回のクーバ行きで、1万ドルをクーバ人贈ることができる。

 米企業はクーバに、携帯電話、テレビ、パソコン、メモリー、録音機、ソフト類を輸出できる。金融会社はクーバ銀行に口座を開設することができる。

 建設会社などは、古い民間建築物を立て直すため建設機材・資材をクーバに送ることができる。保険会社は生命、健康、旅行保険を売ることができる。

 米国人は、クーバの自営業と農業(協同組合など)に投資できる。

 両国は今月21、22日ハバナで国交正常化交渉に入る。