メヒコの著名なジャーナリスト、フリオ・シェレル=ガルシア(88)が1月7日、敗血症で死去した。過去2年、健康が優れず、療養していた。
シェレルはドイツ人移民の家系で、主要紙エクセルシオールの編集局長を1968年から76年まで務めた。時のグスタボ・ディアス=オルダース、ルイス・エチェベリーア両大統領の政権としばしば対立した。
同紙を離れた76年11月に政治週刊誌「プロセソ」を創刊し、調査報道に力を入れた。
一方、ゲレロ州内ではこの日、最近殺害されたと見られる10人の遺体と、腐敗の激しい11の首が発見された。去年11月、頭部のない死体11体が発見されており、その首である可能性がある。
ワシントンではエンリケ・ペニャ=ニエト大統領がバラク・オバーマ米大統領と6日会談した。昨年9月下旬、ゲレロ州内で発生した教員養成学校生43人の強制失踪事件も話し合われた。ホワイトハウス前では、在米メヒコ人約50人が、43人事件をいまだに解明できない自国の大統領に抗議した。