2015年1月8日木曜日

コロンビアのゲリラ「民族解放軍」(ELN)が和平意志示す

 コロンビア第2のゲリラ組織、人民解放軍(ELN)のニコラース・ロドリゲス=バウティスタ最高司令は武闘開始50周年記念日の1月7日、政府の和平意志が真正なものと判断されれば、ELNは武闘継続の必要がなくなり、武器を置き和平交渉に応じる、と発表した。

 ELNは50周年に合わせて第5回大会を開き、この方針を決めた。同司令は、ELNは2014年1月から政府の真意を探るための話し合いを続けてきたが、今後はさらに話し合いを続け、政府の意図を判断する、と述べた。

 フアン・サントス大統領は5日、ELNに和平交渉を呼び掛けた。ELNは、これに回答したわけだ。政府とコロンビア革命軍(FARC)は2012年からハバナで和平交渉を続けている。ELNは、FARCが和平に応じてからは、和平交渉に応じる意志があることを再三表明していた。