コロンビア国防省は9月9日、ゲリラ組織コロンビア革命軍(FARC)は過去2年半に戦力の26%を失い、軍事・財政両面で危機に直面している、と明らかにした。
FARC要員は同期間に1万1727人が戦死、負傷、投降などによって激減し、現在は7~8000人程度、という。
戦力でなくなった要員の中には、部隊幹部57人が含まれている。当局は同じ期間に、FARCの軍資金の財源となっているコカイーナ(麻薬コカイン)を235トン押収した。
軍事予算は現在、GDPの3・3%に当たる122億ドル。コロンビア経済の隆盛によって、国防予算は潤沢になっている、という。
政府・国軍は2012年11月からハバナで、FARCと和平交渉を続けている。