2014年9月10日水曜日

ブラジル国境近くでペルー先住民4人殺害さる

 ブラジル国境に隣接するペルー・ウカヤリ地方の密林で先週、先住民族アシャーニンカの4人が殺害された問題で、秘伯両国にまたがって居住する同民族は9月9日抗議集会を開き、ペルー政府に対処を求めた。

 これを受けて、オヤンタ・ウマーラ大統領は同日、「このような事件が起きるのはペルーの恥だ」と述べ、現地に高官を派遣し事件の調査、捜査を開始すると約束した。

 現地情報は、森林を違法伐採している木材業者が4人を殺した、としている。

 殺された4人は共同体幹部で、まさに違法伐採者や麻薬組織の国境地帯徘徊について、ブラジル側同胞と対策を協議するため国境に向かっていたところを襲われた、という。