2015年10月18日日曜日

ベネズエラ大統領がカリブ地域4カ国を歴訪

 ベネスエラのニコラース・マドゥーロ大統領は10月16、17両日、スリナム、アンティグア・バーブーダ(AB)、セントルシーア、グレナダの4カ国を歴訪した。いすれもベネスエラが主導するカリブ石油連帯機構(ペトロカリーベ)加盟国。

 大統領は16日訪れたABの首都セントジョージズではガストン・ブラウン首相と会談、同首相は「大胆な社会主義」実施を提唱した。マドゥーロは賛意を示し、「ベネスエラは、カリブ地域を強力な経済地域にするため燃料を提供してきた」と述べた。

 大統領は訪問した4カ国で、ペトロカリーベ資金で建設されたエネルギー施設の開所式などに出席した。

 その後、明らかにされたところによると、ベネスエラ国有石油会社(PDVSA)が、 AB国有の西インド諸島石油会社(WIOC)の株の25%を買収することが決まった。これで同社の株は、AB政府51%、PDVSA25%、中国ファンシーブリッヂ社24%となる。