2015年10月4日日曜日

グアテマラ大統領選挙決選はジミー・モラレスに圧勝の勢い

 グアテマラ大統領選挙(9月6日実施)の決選投票は10月25日実施され、右翼・保守の国民結集戦線(FCN)候補ジミー・モラレス(46、喜劇俳優)と、中道・中道左翼の希望国民連合(UNE)候補サンドラ・トーレス(59、元大統領夫人)が進出しているが、世論調査によると、モラレスが圧勝する勢いを示している。

 9月下旬実施の調査の結果が10月2日公表され、モラレス64%、トーレス20・6%、未定(浮動票)15・4%だった。仮に浮動票全部がトーレスに投じられたとしても、モラレスの優位は動かない。

 一方、首都グアテマラ市南方15kmのサンタカタリーナ・ピヌーラ市カンブライ・ドス地区で1日発生した山崩れによる犠牲者は4日現在86人に達した。約350人が土砂に埋まったままになっている。救出されたのは34人だけだ。

 同地区は山間の谷にあり、豪雨により山の斜面の地盤が緩み、崩れ落ちた。政府当局は以前から、居住に適さない危険地域に指定していたという。