2013年6月24日月曜日

キューバ革命の英雄フアン・アルメイダ司令官の肖像掲げらる


 キューバ革命の英雄フアン・アルメイダ革命司令官(1927~2009)の鉄製の肖像が6月22日、キューバ東部サンティアゴ市のアントニオ・マセオ革命広場に設置された壁面に掲げられた。ラミーロ・バルデス革命司令官らが立ち会った。

 彫刻家エンリケ・アビラの作で、高さ32m、幅20m、重さ15トン。夜間は照明で浮き彫りになる。アルメイダは、サンティアゴ郊外の「東部第3戦線」の司令官だった。

 笑顔の肖像で、「ここで降伏する者はいない」との言葉も添えられている。これは、グランマ上陸後間もない1956年12月、フィデル・カストロらのゲリラ部隊がアレグリーア・デ・ピーオで政府軍の待ち伏せ攻撃に遭い、壊滅に近い状態に陥った時、アルメイダが口にした言葉だ。

 一方、同市内のモンカーダ兵営跡では、旧政府陸軍の木造兵舎20棟の修復工事が進められている。キューバ革命の原点となった1953年7月26日の同兵営襲撃蜂起の60周年記念行事の準備の一環だ。アルメイダの肖像も60周年を機に掲げられた。