2013年6月30日日曜日

ベネズエラ大統領が「貧困からの解放区」創設を提案


 ペトロカリーベ(カリブ連帯石油機構、加盟18カ国)の第8回首脳会議が6月29日マナグアで開かれ、盟主ベネズエラのニコラース・マドゥーロ大統領は、LAC(ラ米・カリブ地域)に「貧困からの解放区」を創設する方針を打ち出した。

 ペトロカリーベ、米州ボリバリアーナ同盟(ALBA、加盟8カ国)、メルコス-ル(南部共同市場、5カ国)にまたがる計24カ国で結成を目指す。マドゥーロは、ベネズエラがメルコスール議長国になる7月12日以降、この案を正式に打ち出すと述べた。

 会議はまた、ペトロカリーベ投資基金を将来的に海空運輸、電気通信、生産施設網建設、観光、通商の分野にも回すことを決めた。

 マドゥーロの他、ニカラグアのダニエル・オルテガ大統領(今会議議長)、ボリビアのエボ・モラレス大統領(招待参加)らが出席した。