2013年6月28日金曜日

「週刊朝日」が、ハポン姓市民の暮らす町ルポを掲載


 「週刊朝日」最新号(6月25日発売)に、ルポルタージュ「支倉常長の“伝承者”たち」が掲載されている。

 400年前の1613年、仙台藩主・伊達政宗がローマ法王の元に派遣した支倉常長以下の遣欧使節団は、メキシコ、キューバを経て大西洋を横断し、スペイン・アンダルシーアの中心地セビージャに立ち寄った。

 その近郊にコリア・デル・リオという人口が現在3万人の町がある。そこには、日本を意味する「ハポン」という姓を持つ市民が650人もいる。支倉の部下たちが留まって、つくった家族が先祖だという。

 このハポン一族を取材したルポである。工藤律子が文章を書き、篠田有史が写真を撮った。人々と街は輝いている。

 「日西関係開始400周年」の今年、日本人が大勢やって来るという。7月横浜を出航するNGOピースボート第80回航海船「オーシャン・ドゥリーム」号も、「400周年」をテーマにしている。セビージャやコリア・デル・リオを訪れる選択旅行も組まれている。

3ヶ月後に横浜に帰着する前、宮城県月の浦に寄港する。支倉使節団が400年前に出航した古い港である。