2014年3月27日木曜日

南米諸国連合外相団がベネズエラ各界と会談

 南米諸国連合(ウナスール)外相団は3月25日カラカスで和平醸成活動を開始し、ニコラース・マドゥーロ大統領、平和国民会議(CNP)、各宗派教会、野党連合MUDと会談した。26日には、反政府活動をしている大学生組織代表、政権党と会談する。

 外相団は、亜国、ブラジル、ウルグアイ、ボリビア、エクアドール、コロンビアの6カ国外相と、ウナスール事務局長アリー・ロドリゲス(VEN)で構成されている。

 マドゥーロ大統領はこの日、ゴルペの陰謀に関わった空軍の将軍3人を逮捕したと明らかにしたが、夜になって同3人と極右野党の連絡役の名前を挙げて、陰謀をあらためて非難した。

 大統領によると、2月以来の街頭暴動事件は25日までに計1万6270件に達し、死者35人となった。

 一方、最高裁は25日、タチラ州サンクリストーバルのダニエル・セバジョス市長(19日逮捕)に、市長解任と禁錮12カ月の実刑を言い渡した。市内のバリケード設置阻止命令に従わなかったため。

 25日発表の世論調査結果では、「暴力による政治問題解決」に87%が反対した。70%が、解決すべき最優先課題に「経済」を挙げた。