2015年1月1日木曜日

メキシコ人学生43人強制失踪事件で抗議活動越年

 メヒコ市で12月31日、学生43人強制失踪事件の被害者家族と支援者は「学生たちの生還」、「事件解明」、「大統領責任追及」を掲げて抗議のデモ行進をした。

 目抜きのレフォルマ大通りにある最高検察庁前からチャプルテペック公園を経て、ロス・ピノスの大統領公邸に向かった。だが、公邸に通じる道で警察機動隊に行く手を阻まれた。

 家族らは1月1~3日も抗議行動を続けることにしている。学生たちのものと見られる遺骨が既に発見されており、うち一人の身元が判明している。家族には絶望感が深まっている。