2015年1月31日土曜日

ベネズエラ大統領が対米外交維持不可能になると展望

 ベネスエラのニコラース・マドゥーロ大統領は1月30日、米政府はベネスエラでの残忍なゴルペ(クーデター)の発生を正当化するため心理戦争を展開しており、いずれ外交関係を維持することができなくなる時が来るはずだ、と語った。

 マドゥーロはまた、ワシントンで26日、米政府とカリブ諸国首相らとのエネルギー安保首脳会議が開かれた際、ジョセフ・バイデン米副大統領が、「ベネスエラ政府は打倒され、ペトロカリーベはなくなってしまう」と語ったと、CELAC首脳会議に出席したカリブ諸国首脳らから伝えられ、「マドゥーロ、要注意だ、と言われた」とも述べた。

 大統領は、FBI、CIA、DEAなど米政府諸機関がゴルペの陰謀に加担しており、「バラク・オバーマ大統領は知っているはずだ」と指摘した。カラカスの米大使館は、国軍、政界、言論界から離脱者を確保しようと画策しており、外交権の範囲を逸脱している、と非難し、「外交関係維持が不可能になる」と続けた。