ボリビアのエボ・モラレス大統領(55)は1月22日、連続3期目に入った。国会での就任式で50分間演説し、「いつの日か、太平洋岸領土を回復する」と述べた。
また、欧州で生まれた自由主義、社会主義のいずれもボリビアには適さないと前置きし、「我々の哲学はビビール・ビエン(良く生きる)だ」と強調した。
また、「ボリビアは企業家でも銀行家でもなく、民主的に選ばれた人民が統治している」と指摘した。
モラレスは、コチャバンバ市郊外チャパーレのコカ葉栽培農民の組合指導者として頭角を現し、社会主義運動(MAS)党から国会議員となった。2006年1月22日、大統領に就任、石油・ガスを国有化した。先住民の権利を謳う新憲法を制定し、新憲法下での
任期は今回が2期目。任期は2020年1月までの5年。
就任式には、ブラジル、ベネスエラ、パラグアイ、エクアドール、コスタ・リカ、トゥリニダードトバゴの6カ国大統領らが出席した。