ボリビアのエボ・モラレス大統領は1月4日、ローマ法王フランシスコに、ボリビア海洋回復局(DEREMA)作成の青書を送付した、と明らかにした。法王の要請に応じたという。
ボリビアは1879年のチレとの太平洋戦争で敗れ、現在の智北部アントファガスタ州一帯を割譲し、海岸領土を失って内陸国となった。以来、「海への出口」回復はボリビア人の悲願となってきた。
大統領は、法王が今年ボリビアを訪問する可能性に触れた。来訪する場合、法王が海洋領土回復問題でチレとの間で仲介役を果たすのではないかとの期待がボリビアでは膨らみつつある。