2015年1月30日金曜日

米政府がグアンタナモ基地は返還しないと言明

 米政府は1月29日、「バラク・オバーマ大統領は在玖グアンタナモ基地内の収容所を閉鎖する意志を明確にしているが、同基地を閉鎖するつもりはない」と述べた。これは前日、ラウール・カストロ玖議長が、対米国交正常化にはグアンタナモ基地返還が含まれると明言したのに答えたもの。

 一方、米両党上院議員8人は29日、米国人の対玖自由渡航と米玖間銀行送金を禁止している法を廃止する法案を議会に提出した。これは、オバーマ大統領が打ち出した、経済封鎖法体系を無くす議会による取り組みの第一歩となる。

 また民主党のベティー・マッカラム下院議員は29日、対玖宣伝ラジオ・テレビ放送(マルティ放送)を廃止する法案草案を提示した。

 クーバ観光当局筋は、米国人の自由渡航が可能になれば初年度に300万人が来訪する、と見ている。だが、ホテル客室数など受け入れ態勢が整って、いない、と指摘している。昨年一年に来訪した外国人観光客は300万人だった。