ベネスエラのニコラース・マドゥーロ大統領は1月15日、モスクワ郊外の大統領別邸でウラディーミル・プーチン露大統領と原油価格問題や二国間関係について話し合った。最近の玖米関係正常化合意についても話し合われたことは想像に難くない。
マドゥーロは会談後、投資、輸入、経済安定に必要な資金を獲得できた、と述べた。ロシアの援助総額や投資部門については明らかにせず、帰国後の20日、国会で報告すると語った。2015~16年二国間合同委員会は4月、モスクワで開くとも述べた。
大統領は13日アルジェリア訪問を終えていたが、14日の日程は明らかにされていない。空路の安全上の理由からか、移動日時などはほとんど伝えられていない。
マドゥーロは15日、メヒコのエンリケ・ペニャ=ニエト大統領との会談設定を調整中、と述べた。また、外相と石油相を近く、ノルウェー、カザフスタン、クウェート、アラブ首長国連邦など産油諸国に派遣する計画があると明らかにした。
一方、ベネスエラ検察庁は15日、石油、食糧などの物資のコロンビアなどへの密輸に関与した1111人を起訴した、と明らかにした。昨年8月半ば密輸取り締まりを強化して以来の起訴数。その間、2584人を逮捕し、そのうちの千人余りが起訴された。