メキシコの教員養成学校生43人の家族と支援者は1月15日、内務省で次官に会い、事件の解決を要求した。9月下旬の発生から4カ月近く経つが、学生1人の遺骨の身元が判明しただけで、他の42人の消息は依然確定していない。
家族と支援者は12日、事件に関与したとされるイグアラ市駐屯の陸軍第27大隊の基地に入ろうとしたが、阻止された。家族らはゲレロ州内のすべての軍関係施設での「立ち入り捜査」を求めている。
政府が事件調査に本腰でないと見る家族らは、事件と政府を糾弾する世論が弱まりつつあるのを懸念し、焦りの色が濃くなっている。