パナマ運河庁(ACP)は2月27日、運河拡張工事を担っている企業連合GUPCとの交渉が終わり、「解釈上の合意に達した」と発表した。今月4~5日から中断していた工事は20~21日に再開した、とも明らかにした。
拡張工事の中心は、閘門式第3水路の建設にあるが、来年6月完成の予定が12月に半年延期されることになった。当初の目標は今年10月完成だったが、来年6月に延期されていた。再度延期されたことになる。
ACPは、今回の合意について文書化、点検、署名が残っていると指摘し、完全な決着でないことを示唆した。
ACPとGUPCはそれぞれ1億ドルを投入し、3月の工事進度を維持するという。またACPは、工事労働者への未払い賃金3600万ドルを支払った。