カラカスで2月12日、大学生の群が政府への抗議行動中、バイクに乗った覆面の若者たちから銃撃され、学生2人とチャベス派活動家1人が死亡した。同活動家がなぜその場に居たのかは明らかにされていない。
学生たちは行進の最終段階で、逮捕されている仲間2人の釈放を検察庁前で要求していたさなかに襲われた。
この事件で66人が負傷、30人が逮捕された。この日、メリダ、トゥヒージョ両市でも学生デモがあった。
学生は、経済困難、報道規制などに反対し、野党と呼応する形で抗議を続けてきた。
ニコラース・マドゥーロ大統領は12日、閣僚たちが全国の大学を訪ね学生たちと対話していると明らかにした。事件については、学生デモの背後に教唆した何者かがいる可能性がある、と指摘した。
今回の反政府抗議行動は、マドゥーロが昨年4月就任して以来最大規模で、最悪の結果となった。大統領は15日に首都で「暴力反対、平和賛成」のための大デモ集会を開くとし、結集を呼び掛けた、